労働災害の事例をリアルに学ぼう!労災かくしについて
安全教育プログラムの進歩で、労働災害での死亡者数は減少傾向にあります。しかし、ちょっとした不注意によるケガや死亡例が完全になくなったわけではありません。
こちらでは、労働災害が多い業界や労災かくし、またリアルさが評判の安全教育映像配信サービスZIKOZEROについてご紹介します。リアリティがあり分かりやすい安全教育ビデオの導入をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
質の高い安全教育ビデオを導入しよう!労災が多い業界について
労働災害は従業員を危険にさらすだけでなく、会社にとっても大きなデメリットとなります。安全教育に質の高いビデオや資料を導入することは、従業員一人ひとりの意識改革に繋がるのです。こちらでは、労災が多い業界と労災かくしについてご紹介します。労災についてお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。
労災が多い業界
労災とは労働災害のことであり、仕事中に起こる災害のことです。仕事内容によって労災の危険が増えるので、労災が多い業界では定期的な安全教育が求められます。
死者数は減少傾向に
労働災害は、体を動かす、車に乗ることの多い業種で頻発しています。具体的には、建設業、製造業、運輸業、林業などがそれにあたります。
また、これらの業種以外の医療福祉業や接客娯楽業でもゼロというわけではなく、誰でも労働災害が起こる可能性があるのです。
死者数は減少傾向に
全体を見ると、労働災害による死者数はここ数年で減少傾向にあります。なかでも建設業は他の業種と比べると死亡事故の発生件数が非常に高く、いかに労働環境が危険かということが分かります。
また、製造業も死亡者の多い業種です。大型の機械や薬品を使用することも多く、誤った操作や取り扱い時に不注意があるだけで大きな事故に繋がります。労働災害には精神障害の労災も含まれるため死者数は減少傾向にありますが、建設業や製造業の死亡例が大幅に減少したわけでは決してありません。
危険が起こってからでは遅い
安全対策や教育は定期的に行う必要があります。しかし、日々の業務に追われていると、先延ばしにしてしまいがちです。実際に危険な状況に陥ったあとで安全教育を行っても手遅れになってしまうため、実際の仕事内容にリンクした内容の安全教育を定期的に行いましょう。
企業としては、いつでも簡単に安全教育ができるよう、分かりやすい教材を揃えるなどの環境整備が重要です。不注意や気の緩みを減らすことで、労働災害はある程度抑えられます。
労災かくしについて
「労災かくし」という言葉を聞いたことはありませんか?労災かくしは企業によって行われますが、なぜ労働災害を隠す必要があるのでしょうか?
労災かくしとは?
労災かくしとは、「労災事故そのものを隠す、または事実関係の一部を隠し、虚偽内容で労災保険の給付を受けようとする」ものです。
労災かくしは、労働安全衛生法100条1項に違反する犯罪です。労災かくしが行われと、労働災害に遭った従業員は保証を受けることができず、再発防止に繋げることもできません。
労災かくしが疑われる例
- 業務中にケガ人があっても「労働死傷病報告の届出」がなされない
- 事故やケガの届出に虚偽がある
- 下請け業者の労災事故として届ける
- 健康保険で対応させられる、または治療費は会社負担といわれる
- パートやアルバイトに労災は下りないといわれる
- 従業員が少なく労災に加入していないといわれる
- この程度では労災は認められないといわれる
上記のような場合は労災かくしが疑われます。
なぜ労災かくしをするのか?
なぜ企業は労働災害が起こっても隠そうとするのでしょうか?
- 会社によっては労災保険を使うと保険料が上がってしまう
- 保険の手続きが面倒
- 労災の調査に入られたくない理由がある
- 企業のイメージダウンを避けたい
- 加入すべき労災保険に未加入
企業によって様々な事情があるかもしれませんが、労災かくしは犯罪です。
労災かくしを防ぐには?
労災かくしのペナルティとして、刑法上の責任、未加入企業への指導、保険料の徴収などが行われます。労災かくしは犯罪です。労働災害が起こったことを隠しても問題の解決にはならず、同じようなことが続く危険も高いです。労災をかくすのではなく、労災を防ぐことを目指しましょう。そのためにも、質のよい安全教育が受けられる環境を整えることをおすすめします。
安全教育資料は圧倒的に動画!認知心理学を利用したZIKOZEROの動画事例をご紹介
安全教育を行う際は、具体的な事例をもとにした方が、身近な危険として認識されやすいです。こちらでは、安全教育コンテンツ配信サービスZIKOZEROの動画についてご紹介します。リアリティのある資料、実際の事例をもとにしたビデオをご希望の方は、ぜひご覧ください。
認知心理学・行動科学を駆使したリアリティのあるZIKOZEROの動画
どれだけ気をつけていても、ヒューマンエラーを完全に失くすことはできません。ほんの小さなエラーでも、内容によっては死亡事故に繋がることもあります。ヒューマンエラーは人が活動を停止しない限り起こり得るものであり、完全に防止できるものではありません。
そのため、事故を減らすためにはヒューマンエラーが起こりやすいポイントを把握して、事故に繋がらないようにすることが大切です。
ヒューマンエラーとは
ヒューマンエラーとは、意図せず行う期待に反した人間行動です。分かりやすく表現すると「うっかりミス」または「人為的ミス」です。
具体的には、分かっているのにボタンを押し間違える、押してはいけないボタンを押してしまう、すべき行動を忘れてしまうなどがあります。人が集中して作業できる時間は、概ね30分ほどです。これを超えてしまうと、どれだけ注意していてもヒューマンエラーを起こしてしまいやすいです。
ヒューマンエラーに注目して事故を防ごう
ヒューマンエラーは、声かけや気合いのみでどうにかなるものではありません。事故を防ぐには、ミスをしやすいポイントを洗い出すだけではなく、そのミスによってどのようなことが起こり得るのか分かりやすく、よりリアルに伝えることが大切です。
そのためには、認知心理学・行動科学が役に立ちます。ただの事例を確認するだけではなく、認知心理学・行動科学をもとにヒューマンエラーを分析して要因を究明しましょう。
ZIKOZEROは認知心理学・行動科学を駆使したCG動画
安全教育映像配信サービスZIKOZEROは、多くの事例を認知心理学・行動科学で分析することで、視聴者がリアルに危険や問題点を知ることができるCG動画です。CG動画内では、実際に人が演じることで細かい動きまでリアルに再現しています。
安全教育には緊張や恐怖を感じ、自分の問題として理解することが大切です。ZIKOZEROでは、自分で考え学ぶことができる唯一の安全教育コンテンツとして、管理者や従業員の安全意識を高めることで危険予知の向上を図ります。
ZIKOZEROの動画にある例
ZIKOZEROは過去に発生した事故事例の資料をCG映像で再現し、体験を共有することで事故を未然に防ぐことを目的としています。事例に基づくビデオの本数は現在250本以上あり、業種、業態、事故の環境や状況、種類などで分類しています。
CG動画は可能な限りリアルに制作しているため、他人事ではなく自分のことだと強く認識することで危険予知向上を図るのです。
事例動画には以下のものがあります。
火災
- 火災事故
- 整理整頓
- 火災予防措置
- 喫煙
など
巻き込まれ
- 粉砕機での事故
- Vベルト交換時の事故
- ペレタイザー清掃時の事故
- 回転式ダイス交換時の事故
など
感電
- 電気工具
- 電気取扱作業
- アーク溶接
- 仮設電源の事故
など
挟まれ
- 切断や切削
- 設備の試運転や調整
- 仮置き場でパレットによる事故
- 循環ストレーナー蓋を締めていた時の事故
- クレーンでのキャスト原反交換時の事故
など
酸欠
- 危険場所での作業
- 可燃物や有害物の保管
衝突
- 廃液ドラム缶の搬出事故
- 設備架構下の事故
- クレーンや玉掛け
- 杭打ち作業
など
転倒
- 転倒事故
- 構内転倒事故
- クレーンや玉掛け
- 杭打ち作業
など
転倒(脚立・梯子)
- 脚立の事故
- はしご作業
など
転落(足場)
- 移動式足場の事故
- 安全保護具を装着
- 強風時の高所作業
- 高所作業の環境整備
など
動作
- はつり作業
- 傾斜道運搬時の事故
- カット原反積み上げ時の事故
- 一斗缶積み込み時の事故
など
飛散
- 火災予防装置
- 蛍光灯交換時の事故
- メルトライン解体時の事故
落下
- 移動式足場の事故
- 崩落事故
- 高所作業車の事故
- 足場からの落下物
など
ZIKOZEROのこれらの動画は、すべて事例に基づいたリアルな映像です。インターネット環境があればいつでも視聴できるため、まとまった安全教育研修の時間が取れずお困りの企業や資料作りに時間を取ることができない企業におすすめです。また、内容は常にアップデートされるため、最新の事例をチェックすることができます。